屋根塗装の価格は、使用する塗料の種類・施工面積・屋根の状態によって変わります。
「見積もりを出してもらったけど本当に正しい？」「お住いの屋根を塗装したらいくらになる？」などお悩みの方も多いのではないでしょうか。
この記事では、屋根塗装にかかる相場価格をご紹介します。
屋根塗装の相場価格はいくら？
一般的な2階建て住宅の屋根塗装をする場合（50～80㎡足場費用込み）、35～60万円です。
ただし、相場による一般的な価格ですので、屋根の面積や劣化、塗料の種類など様々な要因によって変動します。
平米単価による相場価格
| 工事項目 | 相場価格 | |
|---|---|---|
| 高圧洗浄 | ||
| 塗料 |
ウレタン シリコン フッ素 無機 |
1,500〜2,000円/m2 1,800〜2,500円/m2 3,000〜4,000円/m2 3,800〜5,000円/m2 |
| 縁切り | 300〜500円/m2 | |
| 付帯 |
破間板 雨樋 軒天 |
800〜1,200/m2 400〜1,000/m2 800〜1,500/m2 |
| 諸経費 |
現場管理費 廃材処分費 |
20,000円〜50,000円/一式 |
屋根塗装の価格は、面積・勾配・劣化状況・使用する塗料、工事を依頼する業者などによって異なります。
その他の費用で、産廃処分費・現場管理費など諸経費もかかります。
耐用年数が長い方がお得
| 塗料 | 耐用年数 |
|---|---|
| アクリル | 3年〜6年程度 |
| ウレタン | 7年〜10年程度 |
| シリコン | 10年〜20年程度 |
| ラジカル制卸形 | 12年〜15年程度 |
| フッ素 | 13年〜15年超 |
| 無機系ハイブリット | 15年〜20年超 |
屋根塗装の価格は、耐用年数が長い塗料を使用すれば塗り替えの回数が少なく済み、トータルコスト低減になります。
屋根塗装の価格が変わる要因
見積価格が変わる要因はどのような場合なのかご紹介します。
屋根の勾配が大きい場合
屋根の勾配が大きいほど塗装する面積は広くなるため、費用は増します。
また、屋根に上っての作業が困難な場合は、屋根に足場を架ける追加費用が必要なこともあります。
遠方の業者に依頼した場合
屋根塗装で同じ工事内容でも業者の所在地が遠方なほど運搬費が嵩むため、結果的にリフォーム工事費用が増します。
ハウスメーカーに依頼した場合
ハウスメーカーに依頼した場合、実際に施工を行うのは下請けの業者です。
施工業者に直接依頼したのに比べて、中間マージンがかかる分費用が増します。
悪意のある依頼した場合
屋根塗装の工事費用は、業者によってさまざまです。
塗装業者には、相場よりも大幅に高い工事価格を提示する業者も存在します。
そういった業者に騙されないようじゅうぶん注意しましょう。
複数の業者に見積もりをお願いする
塗装業者選びは、屋根塗装の仕上がりを左右する大事なポイントです。
業者２～3社を目安に、見積もりを依頼する相見積もり（無料）をお願いしましょう。
相見積もりは、相場価格を比較検討することができます。
同じ条件で相見積もりをお願いし、打ち合せ時の対応や雰囲気などチェックし、信頼できると感じた業者を選ぶことをオススメします。
また、金額重視で業者を選んでしまうと、耐用年数より早く不具合が発生してしまうことがあるため、価格が安いからといってすぐに契約しないように注意しましょう。
足場の相場価格
足場の価格は、足場を設置する面積を計算することで算出します。
足場設置面積＝（建物の外周＋4ｍ）×高さ
外周に足す4ｍは外壁から足場までの距離です。
| 項目 | 相場価格 |
|---|---|
| 足場設置、解体 | 600〜1,000円/m2 |
| 飛散防止ネット | 100〜200円/m2 |
「足場代を無料にします」という業者がいます。
無料をうたっている業者は詐欺を働くケースが多く、塗装費や諸経費など他の項目に上乗せしたり、ずさんな工事をする悪徳業者もいたりする場合もあるので注意しましょう。
屋根塗装と外壁塗装を同時に行うとお得！
屋根塗装にも外壁塗装にも同じく足場費用がかかります。
屋根塗装と外壁塗装を同じタイミングで行えば、1回の足場設置で屋根も外壁も塗装できるので価格を抑えられます。
屋根も外壁も定期的な塗装が必要ですので、どちらかの塗装を検討している場合には、屋根と外壁を同じタイミングで実施するとお得です。
屋根塗装が必要な劣化のサイン
ここでは、屋根の劣化症状をご紹介します。
これらの症状を発見したら、屋根塗装の検討が必要です。
触ると手に粉がつく（チョーキング現象）
塗膜の表面が劣化して次第に樹脂が剥がれ、顔料が粉状になって現れる現象。
色あせ
紫外線などの影響で色あせや変色の症状が現れている。
塗膜の剥がれ
塗膜の剥がれが見られる。
スレート屋根の反り
スレート屋根の反りや割れ、欠けなどの不具合がある。
雨漏り
雨水の侵入が起こっていて、天井や壁などにシミが見られる。
知っておきたい屋根用塗料の知識
屋根用塗料には、さまざまな機能性を兼ね備えた商品があります。
ここでは、屋根塗装工事を行う前に知っておきたい屋根塗料の知識をご紹介します。
遮熱塗料を塗装すれば夏も快適に！
「夏は部屋が暑くなりやすい」「冷房代を節約したい」という方は、遮熱機能を持ち合わせた塗料を選ぶのがオススメです。
遮熱性とは、温度上昇の原因となる近赤外線を反射し、塗装面の温度上昇を抑える性能です。
屋根に遮熱塗料を塗装すれば、エアコンの使用頻度が減るため節電にも期待できます。
遮熱塗装は、高反射率を高める塗料によって塗装しますが、一般的な塗料に比べて費用は割高ですが、助成金を活用できることもあります。
スレート屋根の塗装にはタスペーサーを使用する
スレート屋根は屋根材同士の重なり部から水が排出されるようになっています。
塗装する際、塗料で屋根材同士の重なり部を塞いでしまうのを防ぐためにタスペーサーという部材を差し込みます。
屋根材同士の重なり部が塗料で塞いでしまうと、屋根材や下地が腐れてしまい雨漏りを起こす可能性があります。
スレート屋根の場合、屋根塗装の見積書にタスペーサー設置（縁切り）の項目があるか確認しましょう。
タスペーサー設置の相場は、300円～500円／㎡です。
屋根塗装の人気色は？
屋根を塗装する際、意外と迷ってしまう方が多いのが屋根の色です。
屋根の人気カラーをご紹介します。
ブラック
ブラックはどんな色にも合わせやすい万能カラー。
グレー
ブラックほど重くなくシックな雰囲気を演出できるカラー。
ブラウン
落ち着いた雰囲気でどんな街にも馴染みやすいカラー。
グリーン
ナチュラルで落ち着きのあるカラー。
屋根の色を決める際は、外壁の色と調和することに重視すると失敗が少ないため、家全体を見て選ぶようにしましょう。
また色の見え方は、面積効果や周囲の環境・条件によって異なり、晴れた日と曇った日では違った色に見えるので、イメージと実際の仕上がりが大きく異ならないよう注意しましょう。
まとめ
一般的な2階建て住宅（50～80㎡足場費用込み）を屋根塗装をする場合の相場は、35～60万円です。
屋根塗装の相場価格が変わる要因は、面積・勾配・劣化状況・使用する塗料・工事を依頼する業者によって変動します。
業者選びは、2～3社を目安に見積もりをお願いするようにしましょう。
屋根塗装と外壁塗装を同時に行うと、1回の足場設置で塗装リフォームができるのでお得です。
劣化の症状（チョーキング現象・色あせ・塗膜の剥がれ・スレート屋根の反り・雨漏りなど）を発見したら屋根塗装の検討が必要です。
「夏は部屋が暑くなりやすい」「冷房代を節約したい」という方は、温度上昇の原因となる近赤外線を反射し、塗装面の温度上昇を抑える遮熱塗料をオススメします。
最後までお読みいただきありがとうございます。
船橋市と習志野市で屋根塗装を行っている習志野建装では、無料相談を受け付けています。
屋根の状態が気になる方や不安なことがございましたら、是非一度お問い合わせください。
お電話でのお問い合わせ TEL ０１２０－７４７－１８６
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