屋根塗装で色を決めるポイントは?おすすめ色をご紹介。

屋根塗装で色を決めるポイントは?おすすめ色をご紹介。

屋根塗装で色を決めるポイントは?おすすめ色をご紹介。 ご自宅の印象にかかわる屋根の色は、下からは見えないからと適当に選ぶ方もいるかもしれません。しかし実は色によって、外観の印象や機能に差が出ます。 そこで今回は、そういった屋根の色を決めるポイントや、おすすめの色をご紹介していきます。

1. 色を決めるときに見るべきポイント

まずは実際に屋根の色を決めるときに確認するべきポイントを、4つご紹介します。色を決めるときには家全体での調和はもちろん、機能性や周りの外観との兼ねあいにも気を配る必要があります。ポイントをしっかり把握して、ご自宅にあう屋根色を選びましょう。

1‐1. 外壁や他のパーツ

屋根の色を決める際に、外壁の色にあわせることは、非常に重要です。地面から屋根はあまり見えませんが、せっかくならセンスのよい配色にしたいものでしょう。 勾配のある地形に建っているご自宅や屋根が斜めについているご自宅でしたら、屋根がよく見えるので外壁と屋根の色の組みあわせは、非常に大切です。 ここで注目してほしいのが、サッシや玄関などの色です。色を変えることが難しいパーツのため、これらにあわせた色味を選ぶことで、全体的によい印象を与えられます。色合いをあわせてまとまった雰囲気にしたり、あえて色味を変えてアクセントにしたりするのもよいでしょう。

1‐2. 断熱・遮熱効果

明るい色のほうが、熱を反射しやすく、家にも色の影響があります。 たとえば、暗い色の屋根ほど熱を吸収しやすいので家の中が暑くなり、明るい屋根ほど熱を反射して家の中が涼しくなるといわれています。屋根裏部屋やロフトではこの違いが顕著なため、クーラーの負担が減って光熱費の節約やCO₂の抑制にもつながる重要なポイントです。

1‐3. 汚れの目立ちやすさ

屋根は家を雨風から守るためにあるので、汚れがついてしまうのは仕方ありません。長年住んでいると、雨や泥で汚れるだけでなく、苔が生えたり色が褪せたりしてしまうのも当然といえるでしょう。 たとえば、白色は汚れが目立ちやすく、原色は色褪せやすいという特徴があります。黒やグレーなど比較的暗い色は、汚れが目立ちにくいので、汚れを気にする人にはとくにおすすめの色です。

1‐4. 周りの景観

屋根の色はご自宅のものとはいっても、周りの景観にあわせないと浮いてしまったり、地域によっては条例違反になってしまったりすることもあるので、注意しましょう。 たとえば京都市は「和風な建物しか建ててはいけない」という条例を制定していますが、一定の景観を維持するために景観条例を制定している地域はほかにもあります。屋根も条例の範囲内となっており、もしご自宅の地域にそのような条例があれば、守らなければなりません。 せっかく塗り替えた屋根が条例違反となってしまっては元も子もありませんから、塗装を行う前に確認しておくと安心です。

2. おすすめの色

それでは具体的に、どういった色が屋根色におすすめなのかご説明していきます。

2‐1. 白色

最も熱を吸収しにくい白色の屋根は、室内が暑くなりにくいので吹き抜けのある家や、高齢者がお住まいになる家におすすめです。周りの家は暗い色が一般的なため、一線を画した個性的な、浮世離れした印象になるでしょう。

一方で白色は、汚れが目立つところが難点です。そのうえ白い塗料は劣化がはやく、指でなぞると塗料が粉となってとれてしまう「チョーキング」という現象が発生しやすいです。 さらには屋根からの照り返しが近所の家に差し込んで、「まぶしい」とご近所トラブルになったという事例も実際にあります。高さのない家では、とくに白色は避けた方が無難でしょう。

2‐2. グレー

グレーは黒と白の中間色であり、両方のよいところを備えもつことで近年人気を集めています。黒色に比べ光の吸収率が低く室内が熱くなりにくいこと、白色に比べ汚れが目立ちにくく長持ちすることが人気の理由です。また、どういった色の外壁にも調和するので、「黒色だと物足りない」という方にもおすすめです。 しかし、近年流行の波が来ているため、新築の家が多い住宅街では周りと被ってしまう可能性も否めません。グレーは中間色であるため、屋根・外壁・パーツの色の明るさに注意しないと、どこかぼやっとした印象になってしまいます。 パーツの色にあわせて統一感を出す、明るさを変えて家全体との相性を図るなどの、工夫を凝らしましょう。

2‐3. ブラウン

ブラウンは外壁と調和しやすく、グレーに比べやわらかい印象を与えます。高級なイメージにも自然なイメージにもあわせられる色のため、西洋的でおしゃれな外観に仕上がるでしょう。 ただし、明度の低い色でもあるので、全体的に暗くなってしまう恐れがあります。サッシや玄関がグレー系統の色の家で屋根をブラウンにした場合、少しまとまりのない印象になりやすいですが、クリーム色などの明るい色の外壁にも調和する色なので、あえて挑戦してみてもいいでしょう。

2‐4. 黒

黒は最もオーソドックスな屋根色で、汚れが目立ちにくいところが特徴です。何色の外壁とあわせても違和感がなく、締め色となるので外観がすっきり見えます。ただし熱を吸収しやすいところが難点です。 色のもつ反射率は白が約80%なのに対し、黒が数パーセントと、その差は歴然です。無難な色なので外観として失敗することはありませんが、熱の吸収率からみる機能面で、ほかの色に劣ってしまいます。

3. 断熱、遮熱塗料を使ってお好きな色の屋根にしよう

暗い色の屋根を希望していたが、暑くなるのは困るという方には、断熱・遮熱塗料がおすすめです。 断熱塗料は熱を塗料内に溜める性質があり、太陽熱が室内まで伝わることを防ぎます。一方で、遮熱塗料は熱を反射する性質があり、太陽熱をそのまま反射するので、室内に伝わる太陽熱を減らすことが可能です。 これらの塗料を使えば、たとえ暗い色であっても太陽熱の吸収を抑えられます。ただし、これらの塗料も明るい色のほうが効果を発揮しやすいことは、事実です。そのため、ご自身のお好きな色と、断熱・遮熱塗料との兼ねあいをうまく調整することが大切になってきます。

4. まとめ

まとめ

今回の記事では、屋根色のご選択は家全体のイメージだけでなく、熱の吸収率や周りとの調和にも気を配る必要があることを説明してきました。千葉県船橋市の「株式会社習志野建装」では、お客様と一緒に、親身になって屋根色をお選びいたします。遮熱塗料の塗装も承っておりますので、ぜひご気軽にお問い合わせください。

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