外壁塗装・屋根塗装の工事期間と効率的な進め方

外壁塗装・屋根塗装の工事期間と効率的な進め方

家は年月が経てばあちこちに傷みや汚れが出てきます。その最たる箇所が、外壁と屋根です。この2つは古くなると、美観だけでなく雨漏りという直接的被害を受けやすい部分なので、早めのメンテナンスが必要です。ここでは外壁塗装と屋根塗装の工事期間と、不要に長引かせないためのポイントについて解説します。

1.外壁塗装にかかる日数は平均10〜14日 壁の状態と天候によって増減

平均的な戸建て住宅の外壁塗装工事日数は10日〜14日前後です。しかし外壁の素材や状態によりやるべき工程の時間が増減するため、何平米だから何日間と一概にはいえません。また、外の工事なので天候に左右されることが多く、雨や強風が続けば工事日数はさらに延びます。 それでは、窯業サイディング壁の塗装を例に、職人を2名とした場合の作業工程と必要日数を見ていきましょう。

●ご近所への挨拶 塗料や道具の準備・確認 半日〜1日
●足場の設置 半日〜1日
●高圧洗浄で汚れを落とす 1日
●ケレン作業 1日
剥がれかけた壁材を剥離する
金属壁の場合はサビを削り落とす 
塗料の密着度を上げるためにサンドペーパーでこする
●コーキング材の打ち替え 1日
●養生設置 1日
窓ガラスや周囲への飛散防止用にビニールをかける
●下地強化剤による下塗り 1日
●下塗りが乾いてから塗料による中塗り 1日
●中塗りが乾いてから塗料による上塗り 1日
●点検・手直し 1日
●足場解体 撤収1日

2.屋根塗装の工程と日数は壁塗装とほぼ同じ

屋根材は、日本瓦・洋瓦・セメント瓦、スレート・トタン・ガルバリウム鋼板・アスファルトシングルなど、さまざまな素材があります。日本瓦は割れない限りメンテナンスはほぼ必要ありませんが、スレートやトタンは7〜15年程度で塗装をしたほうが屋根の寿命を延ばせます。 屋根塗装の工程とかかる日数は、外壁塗装とほぼ同じです。しかし場合によっては、外壁工事より工程が一手間増えることもあります。

2-1.屋根は傷み具合が気づきにくい場所 素材の一部取り替えが必要になることも

屋根は壁と違って下からは見えにくい場所です。そのため、施工業者が屋根に登って初めて傷み具合に気づくというケースも多いです。その場合は工程がひとつ増え、工期が1日程度延びる可能性があります。

2-2.スレートの縁切り

スレートは粘板岩やセメントに繊維を混ぜたものを、薄い板状にした屋根材です。板を少しずつ重ねながら、一枚ずつ釘で固定していきます。この重ね目に生まれるわずかな隙間のおかげで、雨水は下へ下へと流れ、屋根の内部にたまるのを防いでくれるのです。 ところがスレートの上に塗装をすると、この隙間が塗料で埋まってしまい、雨水がうまく抜けなくなり、スレートにシミができたり雨漏りの原因となったりします。 縁切りはそれを防ぐために専用カッターで接合部分を切っていく作業です。この縁切り作業に1日を要するのがスレート屋根の特徴といえます。ただし雨が流れやすい急勾配の屋根の場合、縁切りは不要です。

3.アパートの場合の外壁と屋根の塗装期間

アパートなど集合住宅の場合は、入居者の住み心地向上もさることながら、美しい外観で新たな入居者を呼び込むためにも、外壁・屋根塗装は効果的な手段といえるでしょう。以下、アパートの場合の塗装工事期間と注意点です。

3-1.アパートの塗装工事期間は合計4週間が目安

一般的な50〜60坪程の2階建アパートの場合、ベランダ部分も含めスペースが広いため、外壁塗装で2〜3週間、屋根塗装も一緒に行えば3〜4週間程度かかります。その他にベランダ床の防水工事を行えばプラス1〜5日、外階段の塗装も含めると1日ほど余裕が必要です。

3-2.入居者への事前の配慮で工期を長引かせない

集合住宅の場合、塗装工事を依頼するのはオーナーで、入居者ではありません。そのため、工事前には工事をすることをきちんと告知し、理解を得た上で始めないと、クレームが出る可能性があります。 入居者からクレームが出れば工事を一旦休止し、工期を延ばさざるを得なくなります。オーナーは必ず全世帯に了承を得た上で工事を始めましょう。

4. 効率的で間違いない工事のポイント

天候に左右されやすい外の工事ですが、不要に長引かせないよう、施主側も計画を立てましょう。

4-1.気候の良い季節を早めに選ぶ

雨や雪、台風シーズンでは作業ができず工事期間が長くなってしまいます。できるだけ気候の良い季節に工事ができるよう、早めに計画を立てて施工業者に相談・予約をしましょう。

4-2仕上がりをしっかりと確認する

工事がすべて終わって足場もなくなってから不具合を見つけ、施工業者にやり直しを求めると、足場の設置からやり直すことになり、余計な時間がかかってしまいます。気になるところは早めに伝え、足場を外す前に手直ししてもらいましょう。

4-3.外壁と屋根は一度に工事をしてしまう

外壁塗装と屋根塗装を別々に行うと、足場の組み立てと解体に2日ずつかかります。もし工事をすべき時期が大きく変わらないようであれば、外壁と屋根の塗装を一緒に行うと工期が2日ほど短くなります。ただし一度に長期間の工事になるので、短期間に終わらせたい場合は、職人の数を増やして調整しても良いでしょう。

4-4.金額だけでなく、日数確認のためにも相見積もりをとりましょう

何社かに相見積もりをとると、つい金額ばかりを見てしまいがちですが、かかる日数もしっかりチェックしましょう。職人の人数が多いわけではないのに日数が短すぎるものは、手抜き工事の恐れがあります。正しい工程を踏むための必要日数を、明確に説明できる業者を選ぶことが大切です。また、業者が決まったら必ず工程表をもらいましょう。

5.まとめ

まとめ

今回の記事では外壁・屋根の塗装期間についてみてきましたが、金額も大きく日数も必要な工事だからこそ、信頼できる施工業者で後悔のない工事をしたいものですね。 「株式会社習志野建装」は、誠実で丁寧な工事ときめ細かな対応をモットーに、外壁・屋根の塗装工事を承っておりますので、お気軽にお問い合わせください。

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