こんにちは!⭐
習志野建装の湯浅です🍃
みなさんは、窯業系サイディングというのを聞いたことありますか?
窯業系サイディングとは、セメント質原料や繊維質原料、混和材を混ぜ合わせて成形し、窯で乾燥させて固めた外壁材のことを指します🌟
事例としましてはこんな感じの壁を指します✨
サイディングの中で最も多く使われているのが窯業系サイディングです。
リフォームを行う塗装職人にとっては、扱いやすいものから扱いにくいものまで様々な種類があります⭐
また、目地が深いサイディングはローラーが奥まで届かないので刷毛塗りになったり、吹き付けになったりします。
吹き付けだと臭いや飛散の問題、音の問題が出てきます。
住宅街だと「吹き付けはちょっとまずいな」ということが多いので、基本的には手塗りで対処しますが、手塗りだと建物の元々のデザインなどによって工事のしやすさが変わってきます。
サイディングのリフォームで私達が呼ばれるのは塗膜が粉っぽくなってきたり(チョーキング)、シール材が外れて「このままだと水が入る」といったタイミングが多いです。
北面にコケが生えたり、表面がボソボソになったりして工事を決断する人もいます。
ボソボソになるのはどこかから水が入っている証拠です。
多いのは早めに対処した方がいいぞ、というタイミングでの依頼ですね。
後は診断士の人が判断したり、年数から「そろそろかな」ということで依頼してくる人もいます。
最近はネット情報でメンテナンス周期を知っている人もいますからね。
実はサイディングよりシーリングに問題があることが多い
塗装班ではサイディングのシーリングを施工することもあります。
シーリングは物と物の間を埋める材料なので、劣化するとくっついている物から外れてしまいます。すると隙間ができる。シーリングが水を通すのではなく、水は隙間から浸入するのです。傷んだシーリングを切ると中は大丈夫だったりするのですが、劣化して硬くなると外れやすくなります。
実はサイディングの塗装に呼ばれても、まずはシーリングの処理が必要な場合が多いです。
シール材がダメになって、それからサイディングがダメになる、というのが一般的。
シーリングが傷んだ段階で呼んでもらえれば、外壁自体はまだそんなに傷んでいません。
サイディングが傷んでくる頃にはシーリングはなくなっていることもあります。
どのタイミングで塗り替えたらいい?
窯業系サイディングの外壁塗装をするタイミングとしては、築10年を目安にするとよいとされています。
外壁へのダメージは少しずつ蓄積し、劣化が進んでいきます。塗装してから約10年程度で劣化の症状が現れてくるため、状態を調査し、塗装を検討するタイミングと考えてよいでしょう。
窯業系サイディングに使用される塗料の耐用年数も考慮するとわかりやすいかもしれません。
例えば、新築時の塗料の耐用年数は短いもので10年程度。長いものは30年とうたわれていますが、塗膜の状態などを確認するためにも、メンテナンス時期は築10年くらいが目安になります。
とはいえ、住まい環境によって塗料の劣化スピードは違うため、以下のような症状がみられたときは、塗装店への相談をするタイミングと考えるとよいでしょう。
外観をキープするために
日本の一般住宅の外壁材で最も用いられているのはサイディングです。サイディングはすでに形が出来上がっている外壁材であり、デザインのバリエーションが豊富です。サイディングを使っている外壁を補修する際には、どのような方法で張ったのか、内部構造を理解しておく必要があるでしょう。
サイディングの表面のみの劣化か、サイディング自体が劣化しているのかを注意深く見分けることで、最適な補修が行えます。塗り替え、張り替えを行う際には費用対効果に注目すると長持ちする外壁にすることが出来るでしょう。
サイディングを使用している外壁は定期的にメンテナンスを行い、最善の補修方法を取ることで、長年新築同然の美しい外観をキープできるのです。